自家消費型太陽光発電システムの最適化制御SmartSC

新時代の再生可能エネルギー活用〜事業活動を担う私たちのCO2削減宣言〜

炭素を排出しない
事業活動をしませんか?

2015年9月の国連サミットにおいて、SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という、国連加盟国193か国が2016年〜2030年の15年間で達成していく目標が定められました。こうした動向の中、環境負荷低減が世界的にも大きな目標として掲げられ、世界各国がCO2削減に励んでいるという事実があります。このことは、日本のエネルギー政策にも大きく関わっており、現在は国や個人だけでなく、企業にもCO2削減が求められていることを示唆しています。昨今では、CO2削減をはじめとする企業の様々な環境への配慮が重要視されるようになり、企業の社会的責任(CSR)の側面にも影響を持たせています。このようにこれからの時代は大手有名企業だけではなく、様々な事業が企業としての環境問題への取り組みを行うことによって企業価値を高め、企業競争力を生み出していく時代になります。再生可能エネルギーの導入はさることながら、その仕組みを有効的に活用し停電対策もできるSmartSCは、次世代のエネルギー活用に貢献いたします。

自家消費システムとは?

太陽光で発電した電力を発電した場所で使うコトです。

自然エネルギーを使い、地球環境を守ることが目的です。

長く使用することで電気代を削減することができます。

自家消費システム(太陽光発電)とは、自社に太陽光発電を設置してつくった電気を電力会社に売らずに、工場や店舗などの自社設備で使用するシステムです。発電した電気をすべて電力会社に売る「全量売電型」と異なり、自社でつくった電気を自社で消費するため、その分電力会社から買う電気を減らすことができ、電気料金を削減できます。まさに、「自分」で電気を「消費」する、ということです。 一方で、近年、電気料金は上昇傾向にあります。 2012年7月にスタートした固定価格買取制度(FIT制度)は、再生可能エネルギーの普及を目的としてはじまったもので、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定期間中は同じ価格で買い取ることを国が約束する制度です。しかし、FIT制度における売電単価が大きく下落しているため、近年では「全量売電型」のように発電した電気を売るメリットが少なくなってきています。つまり、発電した電気を売るよりも、自社の使用電力に充てた方が電気料金の削減効果を期待することができ、経済効果を見込むことができるのです。

太陽光パネルだけの自家消費より
リチウムイオン蓄電池を使うメリット

太陽光発電量を増やすことが可能
消費しきれない電力を 貯めて、夜間等に使用することができます。

停電対策が可能
太陽光パネルの発電状態を上手に運用すると長時間にわたる大規模停電時も電気を使用できます。

電気基本料金の削減
設定した電力以上に電力を買電しないように蓄電池の放電で抑えます。

自家消費型太陽光発電システムの最適化制御SmartSC

YAMABISHIが開発した太陽光の自家消費を最大化するテクノロジーです。

SmartSCの特徴

1日半(36時間)先までの気象予測データから発電量予測を、電力消費実績データから電力消費量予測を行い、電力消費に対する発電量の余剰・不足を割り出し、そこから蓄電池の適切な充電率(SOC)をマネジメントします。翌日余剰が期待される場合は、前日より買電を控え蓄電池からの放電により充電率を下げ、余剰の取り込み余力を作ります。もし、天候が悪く発電の不足が予測される場合、停電やピークカットに備え充電率を高めます。

賢い制御を入れることにより、太陽光発電だけの直消費や、蓄電池を加えただけの直消費より、次の3つのメリットが得られます。

1:発電量の増加
2:電気基本料金の削減
3:長時間停電に対応(無瞬断切替)



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従来は蓄電池に多くの機能を持たせる分、 「余剰電力受入分50%」「ピークカット分20%」 「停電対策分30%」 …等、容量を分割してその限度で使用していましたが、予測が出来るようになったことで、全ての目的のために蓄電池容量を100%使うことができるようになりました。

SmartSCを運用した3日間の実績

ある工場での3日間の運用参考例

▲画像をクリックで拡大表示

1日目 0時 1時 2時 3時 4時 5時 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 23時 24時
電力消費量 15 15 15 15 15 15 15 45 45 35 45 40 30 45 45 55 50 50 45 30 25 15 15 15 15 955
買電量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 35 35 30 25 15 15 15 15 315
発電消費量 0 0 0 0 0 0 0 15 30 35 45 40 30 45 45 40 20 15 10 0 0 0 0 0 0 460
発電充電量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 15 30 60 45 15 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 165
充電率 80% 75% 70% 65% 60% 55% 50% 40% 35% 40% 45% 55% 75% 90% 95% 90% 80% 80% 80% 80% 80% 80% 80% 80% 80%
放電量 15 15 15 15 15 15 15 30 15 0 0 0 0 0 0 15 30 0 0 0 0 0 0 0 0 180

▲画像をクリックで拡大表示

2日目 0時 1時 2時 3時 4時 5時 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 23時 24時
電力消費量 15 15 15 15 15 15 15 45 45 55 100 60 50 50 60 50 50 50 60 60 45 30 15 15 15 960
買電量 15 15 15 15 15 15 15 40 35 45 60 45 30 30 40 0 35 40 55 60 0 0 0 0 0 620
買電充電量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 15 0 0 0 25 5 0 0 0 0 0 0 0 60
発電消費量 0 0 0 0 0 0 0 5 10 10 10 15 20 20 20 20 15 10 5 0 0 0 0 0 0 160
発電充電量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
充電率 80% 80% 80% 80% 80% 80% 80% 80% 80% 80% 70% 75% 80% 80% 80% 70% 76% 80% 80% 80% 65% 55% 50% 45% 40%
放電量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 30 0 0 0 0 30 0 0 0 0 45 30 15 15 15 180

▲画像をクリックで拡大表示

3日目 0時 1時 2時 3時 4時 5時 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 23時 24時
電力消費量 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 150 15 15 15 15 15 15 15 375
買電量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 15 15 45
発電消費量 0 0 0 0 0 0 0 10 15 15 15 15 15 15 15 15 15 10 15 0 0 0 0 0 0 160
発電充電量 0 0 0 0 0 0 0 0 4 15 30 45 60 60 60 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
充電率 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 8% 10% 15% 25% 40% 60% 80% 100% 100% 100% 97% 95% 90% 85% 80% 80% 80% 80%
放電量 15 15 15 15 15 15 15 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 10 15 15 15 0 0 0 170

SmartSC構成

必要設備

自家消費型太陽光発電システムの最適化制御SmartSCの必要設備は「太陽光パネル」「蓄電システム」です。

自家消費システム導入フロー

STEP1
お問合わせ
太陽光発電の自家消費システムに興味ある方は「お問い合わせフォーム」又は「お電話」でお問い合わせください。

STEP2
シミュレーション
SmartSCを導入した場合の「太陽光発電量」「電気基本料金+電力料金削減額」「設備費用」等をシュミレーション致します。 次の情報を提供ください。
*詳しくはお問い合わせください。
・1年間デマンドデータ(電力会社より提供)
・太陽光パネル設置可能容量(kW)又は設置予定面積

STEP3

  • ご提案書
  • 概算御見積書提出
最適な設備(太陽光パネル容量・電源容量・蓄電池容量等)のご提案書とその設備に標準工事費用を加えた概算お見積書を提出いたします。

STEP4
現地調査
ご提案内容に満足いただけた場合、現地調査を行います。 工事費用の算出が主な目的です。また、蓄電システムの設置場所なども検討いただきます。

STEP5
詳細お見積書提出
現地調査を踏まえ詳細お見積書を提出いたします。

STEP6
ご契約
諸条件をご確認の上ご契約いただきます。

STEP7
設置工事
ご契約後、規模に依りおよそ3〜6か月程度で設置いたします。

STEP8
運用開始
電力会社との連系協議を済ませると、いよいよ太陽光発電の自家消費の開始です。低炭素社会への貢献と、停電への安心を実感ください。

STEP9

  • 定期メンテナンス
  • (5年毎)
定期点検と消耗部品の交換のために5年毎のメンテナンスを推奨しております。遠隔監視により機器の状態は弊社で常に監視しております。

よくあるご質問

01「余剰予測」はどのように行いますか?

A:余剰予測=発電予測-負荷予測で求めます。+値を余剰量、-値を不足量と定義します。

02「発電予測」はどのように行いますか?

A:気象庁が全国の気象観測点や衛星の情報を基にスーパーコンピュータで演算して提供する数値予報「メソモデル」 を使用します。メソモデルから蓄電システム設置場所の最大36時間先までの日射予測を取得して発電量に換算します。

03「負荷予測」はどのように行いますか?

A:蓄電システムに保存されている負荷および気温の履歴とメソモデルの気温予測に基づき独自の演算で最大36時間先 までの負荷を予測します。平日休日を識別するためカレンダ設定を有します。

04SmartSCはユーザー側での操作が必要ですか?

A:年間休日などカレンダー設定後は、全て自動でコントロールされます。

05どの様なケースが蓄電池を導入するメリットが大きいですか?

A:太陽光の電力がたくさん余るケース、特定の時間帯にたくさんの電力を使用するケース、などが考えられます。 シミュレーションにより最適な構成を提案いたします。

06太陽光の過積載はできますか?

A:システムの構成にもよりますが150~200%程度まで対応可能です。

07停電時に無瞬断で切替ができるメリットはありますか?

A:瞬間的な停電でも稼働に影響が出る重要な機器に使用できます。蓄電システム1台で自家消費とUPSの機能を 両立できます。

08どれくらい補助金がもらえますか?

A:1/3~2/3を目安に、補助金の種類、システムの構成により変動いたします。詳細はご相談ください。

09設置場所に制限はありますか?

A:屋内・屋外どちらに設置する場合でも対応可能です。

10海から近い場所など塩害地域でも使用できますか?

A:塩害地域にも設置できます。詳細はご相談ください。

11導入後のサポートはできますか?

A:遠隔から運用状況を監視しておりますのでご安心ください。万が一の故障時には弊社エンジニアが出向し 復旧いたします。

12導入後に費用はかかりますか?

A:長期間安定的にご使用いただくため、蓄電システムは5年周期で部品交換を含めたメンテナンスを推奨しております。 実際の費用はシステムの構成により変動するためご相談ください。

価格の目安

条件 太陽光パネル設置面積 250坪 500坪 1000坪
年間電気料金 400万円 1000万円 1800万円
設備 太陽光パネル 60kW 150kW 300kW
蓄電池 140kWh 280kWh 490kWh
パワコン 50kW 100kW 200kW
概算価格 工事・諸経費込み 3,400万円 7,000万円 12,000万円

導入支援

自家消費システムはこれからの社会に不可欠なため、公的な支援が受けられる可能性があります。
公的支援には次のようなものがあります。
※下記内容は令和3年時点のもので変更されることが有ります。詳細はご相談ください。

公的補助金

ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業(~令和6年度)
対象施設 民間施設
補助額(産業用蓄電池) 7万円/kWh+10万円
補助額(太陽光) 4万円/kW もしくは5万円/kW+10万円
参考 http://www.env.go.jp/guide/budget/r04/yosan1-1-3.pdf
地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(~令和12年度)
対象施設 公共施設
補助額 1/3 ~ 3/4
参考 http://www.env.go.jp/guide/budget/r04/yosan1-1-1.pdf
地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する避難施設等への
自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業(~令和7年度)
対象施設 公共施設・広域防災施設・避難施設
補助額 1/3~2/3
参考 http://www.env.go.jp/guide/budget/r04/yosan1-1-2.pdf

税制優遇

中小企業経営強化税制(~令和4年度)
即時償却または税額控除7%もしくは10%

視察のご案内

YAMABISHIでは、下記の3拠点で太陽光発電の自家消費システムを運用しながら事業活動を行っております。
数年にわたる運用実績を視察いただけます。是非お越しください

  • ・海老名工場・・・神奈川県海老名市
  • ・名古屋TC(Technical Center)・・・愛知県名古屋市東区
  • ・大阪ZEO(Zero Energy Office)・・・大阪府大阪市淀川区

会社情報

商号 株式会社YAMABISHI
本社所在地 〒143-0016 東京都大田区大森北2-4-18 大森ビル4F
電話 【東京】03-3767-8861
【大阪】06-6307-2751
設立 昭和33年(1958年)3月31日
事業内容 蓄電システム、バッテリ充放電試験装置、無停電電源装置、 周波数変換器、直流安定化電源、各種電源機器の開発・製造・販売。

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