モーター試験用
周波数変換器

モーター、ポンプ、変圧器(トランス)、コンプレッサ、溶接機、冷蔵庫、大型ファンなどの
特性試験、検査用途で周波数変換機をご使用の企業様

たった数百msecの”始動電流”のために電源容量を大きくしていませんか?

モーター試験用周波数変換機は、
始動電流(突入電流)への対策で”コスト削減”可能です

モーター、ポンプ、大型ファン、コンプレッサー

モーター、ポンプ、大型ファン、コンプレッサー

始動電流(突入電流)への対策がなぜ必要か?

電気機器には、モーター、ポンプ、変圧器(トランス)、コンプレッサ、溶接機、冷蔵庫、大型ファンなど、通常は大きな電流が流れませんが、始動する瞬間だけ大きな電流が流れる機器があります。
これらの機器の始動時や、電圧が与えられたタイミングに流れる電流のことを、始動電流(突入電流)と呼び、図のような電流波形を描きます。
この始動電流(突入電流)は機器の通常時(定格電流)の数倍〜数十倍程度流れる場合もあります。
一般的な周波数変換器はこの突入電流に耐える容量を持っていないため、始動時のピーク電流がごくわずかな時間であっても、そのピーク電流に合わせて電源容量を大きくする必要があります。
普段は定常電流しか流れない機器を接続しているにも関わらず、電源容量を大きくしなければならないので、周波数変換器の設置スペースを無駄に確保しなくてはならず、お客様の導入コストにも影響を与えてしまいます。
この始動電流(突入電流)への対策で、省スペースとコストダウンを実現できるのが、SYN-M(TM)シリーズです。

始動電流(突入電流)

コスト削減の実現
YAMABISHI SYNシリーズが解決します

設置スペースと導入コストの両方を抑えることが可能です

SYN-M

瞬時過負荷耐量を考慮した設計

SYN/Mシリーズ

瞬時過負荷耐量を考慮した設計にしたことで、始動時のごくわずかな期間のピーク電流で電源容量を選定する必要がなくなります。このため、設置スペースとお客様の導入コストの両方を抑えることができます。

定格電流に対し、600%(6倍)2秒間の瞬時過負荷耐量

トップランナーモーター試験用周波数変換器

SYN/TMシリーズ

『SYN/TMシリーズ』は、トップランナーモーター始動時の始動電流を考慮し、瞬間的な耐量をもたせた周波数変換器です。
全電圧方式のモーターでも商用電源と同条件の駆動試験が可能。
さらに、定格電流と始動電流に応じた好適な構成が可能なためコストダウン・省スペース化を実現します。

SYN-M

定格電流に対し、1000%(10倍)2秒間の瞬時過負荷耐量

このような設備施設にお勧めいたします

  • 始動電流に合わせた電源選定をしたら、大幅な予算オーバーになってしまった。
  • 始動電流に合わせた電源選定をしたら、予定していた設置スペースに収まらない。
  • 製品検査や特性試験において、任意周波数の電圧を得たい。
  • 製品検査や特性試験において、急峻な負荷変動(電流の変化)に対しても商用電源と同じ安定した電圧・周波数を得たい。
  • 昔からMGを使用してきた設備環境で省スペース、低騒音を求めている。
  • 電気代を節約したい。

MG(=電動発電機=回転型周波数変換機)を使用していたお客様

MGは電動機と発電機を一対とした回転型の周波数変換機なので、とにかくスペースが必要で、重く、騒音が大きいことが課題でした。設備更新のタイミングで、省スペース、低騒音かつ、瞬時耐量を持たせた静止型周波数変換機へ置き換えをご希望されるケースが多いです。無駄な電気代・メンテナンス費用の削減もされます。

小型・軽量・静かで振動がありません。
また、メンテナンス費用と電気代が削減されます。

導入実績例

  • ・モーター製造企業様
  • ・ポンプメーカー様
  • ・変圧器メーカー様
  • ・冷蔵・冷凍庫などを製造するメーカー様
  • ・航空機機器試験用途
用途

SYNシリーズ用途

  • ●モーター・ポンプ駆動試験(製作している製品の調整、試験、完成検査における周波数切り替え)
  • ●突入電流を発生させる装置の特性試験、検査
    (主に、モーター、ポンプ、変圧器(トランス)、コンプレッサ、溶接機、冷蔵庫、大型ファンなど)

※航空機用途で400Hz、トップランナー変圧器の試験用途で200Hz、新幹線の耐圧試験用途で200Hzや240Hz の周波数変換器が使用されています。

特徴
  • CVCF(定電圧定周波数)の正弦波電圧を出力。
  • 出力電圧を可変範囲内で任意の電圧に設定可能。
  • モーター定格容量と同容量の周波数変換器を選定する事で、モーター始動試験が可能。
  • 商用電源と同条件の試験が可能。(直入れ可能)。
  • 電源投入時における始動電流、突入電流を考慮した容量選定を行う必要がない為、1/3の省スペース化(当社比)、低価格化を実現。
  • 出力周波数を50Hz/60Hz選択して固定出力、または、周波数可変(45〜65Hz)を選択して任意の周波数設定が可能。
  • オプションで航空機用途の400Hzやご指定の出力周波数に対応可能。 ※80Hz、100Hz、120Hz、150Hz、200Hz、240Hz、375Hz、400Hzの製作実績あり。
  • SYN/Mは定格電流に対し、600%(6倍)2秒間の瞬時過負荷耐量がある。
  • SYN/TMは定格電流に対し、1000%(10倍)2秒間の瞬時過負荷耐量がある。
機能

●2秒間、定格容量の600%の耐量を持ちます。(fig 1参照)
●600%を超えた場合、電圧垂下し、600%を維持します。
2秒間を経過すると電圧垂下し、定格の110%を維持します。
*SYN/TMシリーズの場合は1000%

他製品比

汎用VVVFインバータとの比較
汎用VVVF(可変電圧、可変周波数)インバータは省エネを目的としV/f制御により電圧・周波数を自動可変させ効率的なモーター起動を行います。対称的に、SYN/Mシリーズは電圧・周波数を変えることなく、モーター起動試験を行うことが出来ます。

MG型周波数変換器との比較
MG型周波数変換器(回転型)によく見られる現象として、過負荷時の波形歪み、電圧変動、周波数変動が大きいことが挙げられます。また、騒音も気になります。 対称的に、SYN/Mシリーズ(静止型)は電子制御されているため、波形歪み、電圧変動、周波数変動が小さく、かなり静かな(低騒音)ことが特徴です。 また、メンテナンスやランニングコストが少なく、経済的です。

Y-△始動との比較
モーターは無回転状態から回転させようとするには、モーターにトルクが必要になります。 この必要とするトルクに応じて、定格以上の電流が流れます。この始動電流を抑えるための始動方法の一つにY-△始動があります。
始めに、Y結線にて、モータを回転させることにより、始動電流は抑えられます。ある程度モーターが回転した所で、△結線に切り替え、本来の回転にもっていく方式となります。
この方式は、始動電流が小さくなりますが、モーター本来の始動特性を試験することはできません。
対称的に、SYN/Mシリーズはモーター始動特性を考慮し、定格容量の600%(2秒間)の耐量を持っていますので、モーター本来の始動特性を試験するのに最適です。

リニアアンプ型交流電源との比較
リニアアンプ型交流電源は非常に精度の高い試験が可能な電源装置ですが、とても高価な上、始動電流までカバーするとなると大変なコスト高になります。また、運転中の電力ロスが大きいのも特徴です。 対称的に、SYN/Mシリーズは、モーター起動試験用に開発された電源装置で、少ない導入コストとランニングコストで安定したCVCF(定電圧定周波数)の出力を実現します。
標準仕様

SYN-M

単相出力タイプ 2KH/M 3KH/M 5KH/M 7.5KH/M 10KH/M 15KH/M
出力 定格容量(kVA) 2 3 5 7.5 10 15
最大容量(kVA)※2秒間 12 18 30 45 60 90
相数 単相2線
電圧 100V/200V(指定)
電圧精度 ±1.0%
制定時間 1.0mSec.以内
周波数 50/60Hz±0.03Hz/45〜65Hz±0.65Hz(切替)
波形歪率 2%(線形負荷)5%(整流負荷)
入力 容量(kVA) 2.2 3.3 5.5 8.3 11 16.5
ブレーカ(AT) 20 30 40 50 75 100
相数 三相3線
電圧 200V±10%
周波数 47~63Hz
三相出力タイプ 5SH/M 7.5SH/M 10SH/M 15SH/M 20SH/M 25SH/M 30SH/M 50SH/M 75SH/M 100SH/M 150SH/M
出力 定格容量(kVA) 5 7.5 10 15 20 25 30 50 75 100 150
最大容量(kVA)*2秒間 30 45 60 90 120 150 180 300 450 600 900
相数 三相3線
電圧 200V 400V
電圧精度 ±1.0%
制定時間 1.0mSec.以内
周波数 50/60Hz±0.03Hz/45~65Hz±0.65Hz(切替)
波形歪率 2%(線形負荷)5%(整流負荷)
入力 容量(kVA) 5.5 8.3 11 16.5 22 27.5 33 55 83 110 165
ブレーカ(AT) 40 50 75 100 125 150 160 250 200 250 400
相数 三相3線
電圧 200V±10% 400V
周波数 47~63Hz

SYN-TM

単相出力タイプ 2KH/TM 3KH/TM 5KH/TM 7.5KH/TM 10KH/TM
出力 定格容量(kVA) 2 3 5 7.5 10
最大容量(kVA)※2秒間 20 30 50 75 100
相数 単相2線
電圧 100V/200V(指定)
電圧精度 ±1.0%
制定時間 1.0mSec.以内
周波数 50/60Hz±0.03Hz/45~65Hz±0.65Hz(切替)
波形歪率 2%(線形負荷)5%(整流負荷)
入力 定量(kVA) 2.2 3.3 5.5 8.3 11
ブレーカ(AT) 30 40 50 75 100
総数 三相3線
電圧 200V±10%
周波数 47~63Hz
三相出力タイプ 5SH/TM 7.5SH/TM 10SH/TM 15SH/TM 20SH/TM 25SH/TM 30SH/TM 50SH/TM 75SH/TM 100SH/TM
出力 定格容量(kVA) 5 7.5 10 15 20 25 30 50 75 100
最大容量(kVA)*2秒間 50 75 100 150 200 250 300 500 750 1000
相数 三相3線
電圧 200V 400V
電圧精度 ±1.0%
制定時間 1.0mSec.以内
周波数 50/60Hz±0.03Hz/45~65Hz±0.65Hz(切替)
波形歪率 2%(線形負荷)5%(整流負荷)
入力 容量(kVA) 5.5 8.3 11 16.5 22 27.5 33 55 83 110
ブレーカ(AT) 50 75 100 150 160 200 250 200 300 400
相数 三相3線
電圧 200V±10% 400V
周波数 47~63Hz
オプション

標準機能

  • ・出力電圧可変
  • ・運転ON/OFF
  • ・警報リセット
  • ・一括警報確認
  • ・出力周波数50/60Hz切替

追加可能機能

  • ・出力周波数45〜65Hz可変
  • ・出力電圧モニター
  • ・出力電流モニター
  • ・出力周波数モニター

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お問合せ

会社概要
商号 株式会社YAMABISHI
本社所在地 〒143-0016  東京都大田区大森北2-4-18大森ビル4F
電話 【東京】03-3767-8861【大阪】06-6307-2751
設立 昭和33年(1958年)3月31日
事業内容 蓄電システム、バッテリ充放電試験装置、無停電電源装置、
周波数変換器、直流安定化電源、各種電源機器の開発・製造・販売。